久しぶりのカメラ講座です(笑)
わんこを撮る時でも人間の子供を撮る時でも
あるいはお花を撮る時でもいいのですが
こういう撮影の仕方をしていませんか?

↑写したいもの(被写体)をど真ん中に!(笑)
こういう写真のことを
俗に「日の丸写真」とか「日の丸構図」と呼びます。
日の丸の旗と同じような構図だという意味です(笑)
例えばこの花の美しさ(犬なら犬の表情)を見て欲しいのなら
これでも全く問題はありません。
でも、少しセンスのある写真を目指すなら
まずは「三分割法」というのを考えながら撮影すると
楽しくなると思います。
三分割法とは、画面を縦横3つに分割して構図を決めることです。

↑カメラのファインダーを覗いたときに、
こんな感じで画面を3分割してみます。
青い点の部分に写したいものを持ってくると
少しセンスのよい写真になりますよ(^-^)
例えばこの写真・・・

三分割の画面を重ねてみると・・・

ちょっとだけズレてますが、ほぼ右下の青点の部分に
写したかったかりんさんの頭が来ています。
デジカメ(コンデジを含む)によっては、
ファインダーを覗いた時や液晶画面の部分に
三分割の線を表示することが出来るものもあります。
デジカメの設定(MENUなど)から
「グリッド表示」とか「方眼表示」とか「格子線表示」などを選ぶと
上のような三分割の線が出てきますよ。
でも、デジカメで普通に撮影すると、
ピントはど真ん中に合うように出来ています。
三分割した青点のポイントにピントを合わせるには
どうしたらいいのでしょうか?
これは私のカメラ(Nikon D200)のファインダーを覗いたところ。
私のカメラは三分割ではなくて格子状になっています。

黄色いキリンさんにピントを合わせて撮影したい場合、
まずキリンさんがファインダーの真ん中に来るようにします。
そこでシャッターを半押しします。
(半押しをしてピッと音がした時にピントが合います)
半押しした指を外さずに(半押ししたままで)
キリンさんとカメラの距離を変えないように気をつけながら
カメラを横滑りさせるような感じで三分割の青点のあたりに
写したいものを持ってきます。

↑半押ししたまま横にずらした感じ。
ピントはキリンさんに合ったままです。
このままもう少し上にずらすと三分割の青点のところに
写したいものを持ってくることが出来るというわけです。
そこでシャッターを切ります(全押しします)
この写し方を覚えると、下のような写真を撮ることが出来ます。

これはデジタル一眼レフで撮った写真ですので
背景をぼかすことが出来ますが、コンパクトデジカメでは
ここまで綺麗にぼかすことは難しいかもしれません。
でも、少しはぼかすことが出来るので
奥行きが出て雰囲気のある写真になると思います(^-^)

↑これがコンデジで先ほどの説明と同様に撮った写真。
キリンさんの顔を左上の青点に合わせるように撮ってみました。
キリンさんにピントが合っているので、
うしろのサボテンなどは少しぼけていますよね。
この撮影の仕方が出来るようになると、
旅行に行った時などに、人物を三分割の青点のところに配置して
風景を上手に入れ込んだ写真などを撮ることが出来ますね♪
上手にピントを合わせて、素敵な写真を撮りましょう♡