名前の頭文字がCで始まる4匹の愛しい犬猫たち&人間たちの華麗(加齢)なる日常。


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 マッダレーナの想い

「一番好きなオペラのアリアって何?」
と、何気にたーちに尋ねてみたら
えらく考え込んでしまいました(笑)

たーち:「それって歌うのが好き、ってこと?
それとも曲が好き、ってこと?」

あー、しまった。
たーちにこういう質問をすると、
どうしても演奏者の立場に立っちゃうことが多いんだった(^^;)

私が聞きたかったのは
演奏者としてではなくて、鑑賞する側として好きな曲、です。


オペラの中で、みんなが知っているような有名なアリアじゃなくて
ちょっと地味なんだけどとても胸を打つ
いわゆる陰の名曲のようなものが結構あります。
(オペラファンなら別に陰の名曲じゃなくて
普通に知ってる曲かもしんないけどねw)


一番好きなのは?・・・と聞かれれば
一番がたくさんあって(爆)なかなか選べませんが、
私なら間違いなくこれを選ぶだろう、という曲をご紹介します。

ジョルダーノが作曲した歌劇「アンドレア・シェニエ」の
第3幕でマッダレーナが歌う「亡くなった母を」というアリアです。

私に合う役ではありませんが、
大学時代にいちおうこのアリアは勉強しました。
何度歌っても、一度も冷静に歌うことが出来なかった歌で
今でも冷静に聴くことが出来ない歌です。
(途中で熱いものがこみ上げてしまって。汗)


オペラって、
病気になったり、ナイフで刺されたりして(爆)、
これから死にますよ~、みたいな歌って多いんですけど(汗)、
そういうシーンで冷静になれずに泣いちゃうのはままあること。
「ボエーム」のラスト、
ロドルフォが「ミミー!」と叫ぶところなんかね。
これはおそらく歌う側も聴く側も
「ミミー!」で涙腺決壊すること間違いなし。爆。


最後、ミミの死に気付いて金管が鳴り始めるところから
私は毎度涙腺決壊、というか崩壊(T-T)


あ、話がずれました。

「亡くなった母を」というアリアに関しては
そんな"お涙ちょうだい"的な歌でも
悲しい歌でもないはずなのに
冷静になれないって何なのー!って思うわけです。
このマッダレーナの詩人シェニエに対する
揺るがぬ想いに感動しちゃうんだよね。
いや、感動という言葉では安っぽいな。
心がふるえる歌なんです。
シェニエがマッダレーナに言った言葉が
そのままマッダレーナの言葉となって溢れます。

そしてこれを最も素晴らしく歌っている(と思う)のが
マリア・カラスなんですよね~。
カラスの声はどうしても好き嫌いが分かれますが
とにかくこの歌はこの人でないと!!!!


亡くなった母を(マリア・カラス)
録音が悪いので音量ご注意ください。

何度聴いても胸が熱くなります。
以下、とりあえず訳詞を載せてみたので興味のある方はどうぞ。

 
亡くなった母を

母の亡骸を運ぶ人たちが
私の部屋の前へやってきました。
母は私を守るために死んだのです。
その後、私は夜遅くにベルシと共に家を出ました。
その時です、突然青白い閃光が
私たちの進む暗い道を明るく照らしました。
振り返って見ると、私の生まれた家が燃えていたのです。
こうして、私はひとりになり、すべてを失いました。
飢餓と苦難!
貧しさと危険、さらには病魔が!
優しく清らかなベルシは
その美しさを、私を救うために売ったのです。
私は、自分を守ってくれた人まで不幸にしてしまいました。
その苦悩の中で"愛"が私に訪れたのです。
それは調和に満ちた声で言いました。
「もう一度生きるのです。私が生命(いのち)です。
私の瞳に映るのはあなたが見ている空です。
あなたはひとりじゃない。
あなたの涙は私が拭いましょう。
あなたを導く杖となりましょう。
微笑んで、希望を持ちなさい。私は愛です!
あたりがみんな血と泥ばかりなのでしょうか?
私は神聖、
私は忘却、
私は救い主、
この地上に楽園を作るため
天から降りてきた
私は愛、私が愛なのです。」




La mamma morta

La mamma morta m'hanno
alla porta della stanza mia;
Moriva e mi salvava!
poi a notte alta
io con Bersi errava,
quando ad un tratto
un livido bagliore guizza
e rischiara innanzi a' passi miei
la cupa via!
Guardo!
Bruciava il loco di mia culla!
Così fui sola!
E intorno il nulla!
Fame e miseria!
Il bisogno, il periglio!
Caddi malata,
e Bersi, buona e pura,
di sua bellezza ha fatto un mercato,
un contratto per me!
Porto sventura a chi bene mi vuole!
Fu in quel dolore
che a me venne l'amor!
Voce piena d'armonia e dice:
"Vivi ancora! Io son la vita!
Ne' miei occhi è il tuo cielo!
Tu non sei sola!
Le lacrime tue io le raccolgo!
Io sto sul tuo cammino e ti sorreggo!
Sorridi e spera! Io son l'amore!
Tutto intorno è sangue e fango?
Io son divino! Io son l'oblio!
Io sono il dio che sovra il mondo
scendo da l'empireo, fa della terra
un ciel! Ah!
Io son l'amore, io son l'amor, l'amor!"

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